ひさしぶりですが最後の更新です。応援ありがとうございました。

エスパーサトル

2009年09月26日 02:00



写真:武士道ボクシング

私、エスパーサトルこと鈴木哲は今年4月の試合をもって引退しました。

前所属ジムに詳細は話すな、と言われてはいましたが今まで応援してくれた方々に対しそれほど失礼な事はないと思い、ある程度の事までは今ここに綴ろうと思います。

引退が決まったのはちょうど最後の試合の1週間前の事でした。

練習終えて夜、担当トレーナー直々に呼び出され自分(僕)はもうジムにはいられない旨を伝えられました。
しかし試合はしました。
結果はプロ、アマ通じ初の1ラウンドKO負けでした。

誤解のないように言いますと周りからは試合直前に引退宣告され動揺し負けた、と思われましたがそれは違います。
僕が徹底的に警戒していたパンチと違うパンチをもらいパンチ力のある格上選手に倒されただけの事です。
能力のある選手ならば作戦のヤマが外れようといくらでも対応はできる、しかし自分にはそれができなかった、そこまでの能力だった。
ただそれだけです。
応援に来てくださった皆様にはその自分の力の無さを本当に申し訳なく思います。

その後はというと同じようにジムを追われた田野元チーフトレーナーを中心に立ち上げた「TANOボクシングジム」http://www.geocities.jp/tanoboxing/でトレーナーとして今度は非常に楽しいボクシング生活を送っております。
解釈は人それぞれだとは思いますが今は非常に充実しております。
ジムの皆の最高の笑顔を見ているとあのとき自分含めて皆がクビにされてなければ今この瞬間は無かった、と思うとそちらの方が恐ろしいくらい今は充実しています。
そういう意味ではむしろ感謝しています。

ボクシングジムは一般的おそらく「なんとなく怖そうな場所」「敷居が高い場所」と思われるんではないかと思います。
実際に一般の単純にボクシングを楽しめるジムというのは少ないでしょう。
今回立ち上げた「TANOボクシングジム」はそういったものとは明らかに違う、まったく逆をいった雰囲気のジムになりました。
単純にプロ、アマ選手のためにあり、経営のために一般の方も受け入れているジムは多いですが明らかな一線があり、居辛いという声もよく耳にします。
実際に話を聞くと「雰囲気になじめなくて足が遠のいてしまった」という声が非常に多いです。
ですが「TANOボクシングジム」ではそんな事を感じているジム生は一人もいません。
それはホームページを見ていただければ分かるかと思います。

10代~60代の男女、職業も様々、「ボクサー」を目指す若人もいれば他のスポーツのプロフェッショナル、そして健康の為、ダイエットの為、その全てが同じ場所で同じ目線でそれぞれが「主役」です。

そんな思い描いていた理想のジムに創設から参加でき本当に幸せです。

このブログはもう更新することはありませんが「TANOボクシングジム」HP内のブログで毎日のように皆で更新しておりますのでぜひアクセスしてください!
最後に今まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
「サトルコール」には僕が感動してしまいましたし、試合が終わってリングを降りるときの皆様の暖かい声や拍手には嬉し涙を必死にこらえておりました。
もしそんな暖かい声援を送っていただいた方がこれを見ていただけましたら現役を引退はしましたが引き続き応援していただけたら幸いです。

(1年近く更新してないので誰も見てないとは思いますが僕の自己満です)

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